現場探偵が語る広島の家出人捜索事情
【取材に応じてくれた原一探偵事務所・広島支社・探偵A氏】
(尾行・張込み等調査実務に支障が出るので、顔はモザイクがかけてあります)
原一探偵事務所・広島支社の探偵に、広島近辺での家出人捜索の事情について聞きました。
Q. 全国各地に「家出人が行きやすい場所」というものがあるようですね。
御社の関東の支社を取材させていただいた時、埼玉の家出人は100%都内に行くと聞きました。
大宮にはとどまらないんです。
群馬の家出人も前橋や高崎でなく、やはり都内に行く。
都内では上野・秋葉原か池袋・新宿であって、渋谷や原宿ではなく、まして新橋では絶対ない。
ところが神奈川県の場合は都内へも近距離ながら、横浜駅周辺の方が可能性が高いというんです。
おもしろいですね。
A. 広島にはそこまでの家出人潜伏名所はないですが、家出人が行きそうな場所はこれまでの捜索経験でリストアップできています。
広島市内のネットカフェ・ビジネスホテル・簡易宿泊所・ウィークリーマンションは把握しています。
また家出人の人柄から行きそうな場所は即時リストアップし、調査行動を展開できます。
広島市内で家出人が、ふらっと立ち寄る場所といえば、「平和公園」「宮島」「原爆ドーム」「宇品港から瀬戸内の島に渡る」などですね。
またJR広島駅の改札口すべてに調査員を即時配置し家出人を確保したケースもあります。
Q. 「行き先が広島市」ではなくて、「広島の人が家出する」場合の行き先はどうなりますか?
A. 広島での家出人は、比較的東へ行く傾向があると思われます。
都会への憧れなどあるのかもしれません。
あとは想い出の場所なりプロファイリングを行い、ネットカフェやビジネスホテルなどの捜索を行います。
車両を使っての家出も多く、自殺の危険性がある方などは、山に行かれる傾向にあります。
Q. スピーディな捜索には、実際の捜索経験に基づく地元の情報の蓄積が大切と聞いています。
A. その通りです。
それを全国の各地域で持っていることがハライチの強みです。
広島という地域は、マーケット的には近畿や関東のような大きな塊ではないんです。
オフィスだけ作っておいて、調査依頼があった時に福岡や岡山や大阪から出張に行けばいいや、という扱いになりやすい。
そういう興信所も多いんですが、それでは緻密な地元情報は蓄積されないし、探偵の土地勘も養われない。
ハライチは広島にどっしり腰を据えて、広島と中国地方全域の事情に精通しているので、ぜひ我々に任せてほしいと思います。